インタビュー
2025.02.05
第20回 日本ミニチュアフード協会会員インタビュー【豊田恵美さん】 | 日本ミニチュアフード協会
日本ミニチュアフード協会会員さんへインタビュー 第二十回
樹脂や粘土などでできたミニチュアフード。その作り方を学べる日本ミニチュアフード協会(以下協会)の会員さんをインタビューする本ページでは、素敵な個性を持った講師たちを深掘りし、読者の皆さまにお伝えしています。
第二十回目は、クラスを継続して受講される生徒さんが多い人気講師の豊田さんをご紹介します。お話ししていると、生徒さんの成長をご自身のことのように喜び、全力で寄り添って、伴なさる姿勢に心を打たれました。その場の空気を和ませる温かいオーラも、とても魅力的なんです。
樹脂や粘土などでできたミニチュアフード。その作り方を学べる日本ミニチュアフード協会(以下協会)の会員さんをインタビューする本ページでは、素敵な個性を持った講師たちを深掘りし、読者の皆さまにお伝えしています。
第二十回目は、クラスを継続して受講される生徒さんが多い人気講師の豊田さんをご紹介します。お話ししていると、生徒さんの成長をご自身のことのように喜び、全力で寄り添って、伴なさる姿勢に心を打たれました。その場の空気を和ませる温かいオーラも、とても魅力的なんです。
Q.初めまして。野津代表からミニチュアフード作りを長年なさっていると伺っており、どんな方なのか楽しみにしておりました。まずはミニチュアフードと豊田さんとの歴史から伺っても良いでしょうか?

よろしくお願いします。私のミニチュアフード作りの歴史は本当に長くて、なんと20年ほどになります。作り続けている中で、「プロの方から教えていただきたい」「魅力を多くの人に知ってもらうために講師になりたい」という思いが募り、2019年7月から日本ミニチュアフード協会の教室に通うことになりました。
Q.20年ですか! ベテランさんですね。様々な教室がある中で協会を選んだ理由は何だったのでしょうか?

ネットで色々と検索していた時に協会の存在を知ったのですが、野津代表が、もの凄くお綺麗な方で…。「こんなにかわいい人もミニチュアフードをやっているんだ!」って、感激しちゃって、その日のうちに申し込みました。まさに一目惚れです。
Q.すごい!とても情熱的ですね。まさに運命の出会いだったのですね。2019年といえば、当時はまだコロナ前なのですが、なぜオンラインを選ばれたのですか?

教室が自宅周辺になかったのも理由の一つですが、担当講師が野津代表だったことが最大のポイントでした。他の選択肢はなかったです。「野津代表から直接学べる!」という喜びと楽しみでいっぱいでした。Zoomでの開催だったのですが、フォロー体制も整っていたので安心して取り組めました。

Q.豊田さんの場合、これまで蓄積された技術もあったと思うのですが、実際に受講なさった感想はいかがでしたか?

ミニチュアフードは独学で15年ほど学んでいましたが、作る方法は何通りもあり、「こんな技術もあるんだ」と、毎日が発見の連続でとても勉強になりました。また、同期の受講生が、みんなお上手な方ばかりで、良い意味でライバルとして闘争心が湧き、切磋琢磨できました。
振り返ってみると、終了後に講師への道を進んだ方がとても多い回だったんです。当時は「頑張らないと…」と、焦ってしまうこともありましたが、その分たくさん作りながら学ぶことができ、技術を磨けたのでよかったです。
振り返ってみると、終了後に講師への道を進んだ方がとても多い回だったんです。当時は「頑張らないと…」と、焦ってしまうこともありましたが、その分たくさん作りながら学ぶことができ、技術を磨けたのでよかったです。
Q.野津代表からも、毎回たくさん制作して参加する方が多かったと聞いています。予習や復習だけでも大変なのに熱心な皆さんの姿勢を尊敬します。ちなみに、普段は何か別のお仕事もなさっているのでしょうか?

はい。平日は小学生を対象としたそろばん塾の講師をしています。そろばんも指先を使う習い事なので、年がら年中いつも指先を使っている感じですね(笑)
そして、私自身、「教える」という行為が大好きなんです。そろばんも、ミニチュアフードも「どんな工夫をしたら、生徒さんが楽しみながら学べるのか」を、日々考えています。
そして、私自身、「教える」という行為が大好きなんです。そろばんも、ミニチュアフードも「どんな工夫をしたら、生徒さんが楽しみながら学べるのか」を、日々考えています。
Q.わぁ!教えることが好きだなんて天職ですね。教えることの魅力ややりがいはどんな部分にあるのでしょうか。

人が変化する瞬間に立ち会えるところでしょうか。苦手を克服してできるようになってくれた時や、「生活が変わりました」と笑顔で伝えてもらった時は本当に幸せを感じます。
協会では、野津代表が生徒さんに教える姿から学びを得ています。やる気になるような言葉選びや表現をなさっていて、とても勉強になります。
講師としての観点からも、協会に出会えて本当によかったです。とっても大好きな自分の居場所になっています。
協会では、野津代表が生徒さんに教える姿から学びを得ています。やる気になるような言葉選びや表現をなさっていて、とても勉強になります。
講師としての観点からも、協会に出会えて本当によかったです。とっても大好きな自分の居場所になっています。
Q.ミニチュアフード歴20年の豊田さんですが、一番最初に好きになったきっかけは何だったのでしょうか?

人生で初めて触れたのは幼稚園の時でした。叔母が粘土でホットケーキを作ってくれて、それを見様見真似で作って…。それがとても楽しかったんです。その後も小さなものや作ることは大好きだったのです、趣味としてしっかりと始めたのは、大人になってパソコンを入手したタイミングでした。Yahooオークションで見かけて「やっぱり可愛い。作ってみよう」と。それが今から20年前になります。

認定レッスン基礎で作るクレープセット
Q.その時は、特に専門的に学ぶのではなく、独学で趣味の一環として楽しむ感じだったのでしょうか?

当時は本も今のように充実していなかったので、粘土と絵の具を買ってきて趣味として楽しんでいました。本格的に学んでみたいという意志はありましたが、協会に出会うまではピンとくる教室がなかったんです。改めて出会いに感謝しています。
Q.これまで出会った教室と、日本ミニチュアフード協会との違いは何だったのですか?

色々とあるのですが、一番はカリキュラムが充実しているところです。とにかくすべて可愛いですし、バランスが良くて、全部作ってみたい!と感じました。
また、協会の仕組みにも惹かれて「ここで活動したい」と強く感じました。プロフェッショナルになれたり、講師になれたり、販売ができるような仕組みになっていたり…。是非挑戦したいと思いました。
また、協会の仕組みにも惹かれて「ここで活動したい」と強く感じました。プロフェッショナルになれたり、講師になれたり、販売ができるような仕組みになっていたり…。是非挑戦したいと思いました。
Q.そんな夢も叶えられ、今年、講師歴が丸5年になりますよね。趣味クラスは、リピーターが常に10名くらいいらっしゃる人気講師と野津代表から伺っています。ご自身のクラスの魅力はどこだと思われますか? 工夫などあれば教えていただきたいです。

カリキュラム自体の工夫といえば、完成型にはせずに生徒さんとみんなで仕上げていく形態にしています。土台は考えてクラスを始めるのですが、「みんなで完成させていこうね」というスタイルにしています。生徒さんもそれを楽しんでくれているのかなと思います。
Q.それはレアな感じなのでしょうか?

そうかもしれないですね。趣味クラスだとプロフェッショナルな参加者さんが多いので、作りたいものが明確にある人もいらっしゃるため、何を制作するかはリクエストに応えながら進める工夫をしています。
例えば現在開催中の趣味クラスでは「お寿司屋さん」を制作中なのですが、「マグロを作ってみたい」「伊勢海老に挑戦したい」というリクエストが上がったのでそれに応えながら進めています。次のレッスンまでに作り方を研究してレジュメを作成する…など、工程は大変ですし、全6回の講座中に完成できるかドキドキしますが、充実した楽しい時間です。ミニチュアフードを作っている方は、本当に素敵な方が多くて、私のクラスも自慢の生徒さんばかり。毎回とっても楽しいです。
例えば現在開催中の趣味クラスでは「お寿司屋さん」を制作中なのですが、「マグロを作ってみたい」「伊勢海老に挑戦したい」というリクエストが上がったのでそれに応えながら進めています。次のレッスンまでに作り方を研究してレジュメを作成する…など、工程は大変ですし、全6回の講座中に完成できるかドキドキしますが、充実した楽しい時間です。ミニチュアフードを作っている方は、本当に素敵な方が多くて、私のクラスも自慢の生徒さんばかり。毎回とっても楽しいです。

趣味クラスの生徒さんと
Q.「ミニチュア作りをより好きなってほしい」という愛情と、教えることに対する熱意を強く感じるエピソードですね。豊田さんご自身が幸せを感じる瞬間になっているのですね。

そうですね。生徒さんの成長が私の喜びになっています。様々な作り方をお伝えすると、一生懸命にメモをとって、たくさんの作品を作って見せて…。そんな光景にワクワクしますし、今はその時間がとても楽しいです。

Q.まさにスーパー講師ですね。そんな豊田さんの今後の目標などあれば聞かせてください。

最大の目標はクラスを継続することです。これまでに一度、趣味クラスの講師の継続を迷った時期もあったのですが、今は自分に合う進め方やスタイルを見つけることもできましたし、楽しみながら続けていけたら嬉しいです。
Q.そんな生徒さんたちの作品が、2月19日から横浜髙島屋で開催される協会イベントでたくさん販売されると伺っています。

あの高島屋に自分の作った作品が並ぶ、またとないチャンス。目の肥えたお客さまに自分の作品を見ていただける機会が得られるって凄いことなんです。ミニチュアフード協会に関わっていないとできないことだと感じています。
生徒さんにもせっかくのチャンスを逃してしまわないように、しっかりとお伝えしています。売れたら格別の喜びを感じることができますし、次へのモチベーションにも繋がります。
生徒さんにもせっかくのチャンスを逃してしまわないように、しっかりとお伝えしています。売れたら格別の喜びを感じることができますし、次へのモチベーションにも繋がります。

横浜髙島屋で開催するミニチュアフード展で販売する作品
Q.「ミニチュアフード協会の商品であれば、必ずクオリティーが高い」という、お客様の期待を裏切らないように、出品作品の審査も厳しいと伺っています。生徒さんにとって技術を磨くきっかけにもなりそうですね。

そうですね。協会の基準ってとても厳しく、たくさんエントリーしても、選ばれる作品はわずか。そのため生徒さんも「落ちちゃった」と、がっかりなさるケースも多いんです。しかし、野津代表や協会のトップの方々から改善の指導をしてもらえたり、得意を引き出してもらえるチャンスですので、私自身もしっかりとフォローしながら一緒に頑張っています。
Q. 豊田さんの熱意と生徒さんへの深い愛情に感激です。最後に、この記事を通してミニチュアフードに興味を持った方へメッセージをお願いします。

ミニチュアフード作りは、楽しさと発見に満ちた世界です。少しでも興味を持った方は、ぜひ気軽に挑戦してみてください。きっと新しい楽しさに出会えるはずです。私自身もこの世界に出会えて、とってもとっても幸せです。

横浜髙島屋で開催するミニチュアフード展で販売する作品
【編集後記】
「人生をとても楽しんでいます」と言い切る豊田さんとの時間は、心地よくあっという間でした。行動力があり、心のアンテナがポジティブな方へと向いているからこそ、生徒さんを楽しみながら前進する道へと導くことができるんだな…と、実感しました。
人生を楽しむコツについて尋ねると「好きなことをやる。行動する。続ける」とのこと。「もちろん色々と苦労もたくさんあるんですよ。でも、出さないように、考えないように意識しているんです」と優しい笑顔。ネガティブを溜め込まないことも大切ですが、表に出さないことで、ポジティブな方へ意識を向ける「強さ」を感じ、豊田さんを慕う生徒さんが多いことに納得しました。
「ああ、やはりミニチュアフード協会の講師って素敵な方が多いな…」と、エネルギーをたくさんいただいたインタビューの時間でした。
「人生をとても楽しんでいます」と言い切る豊田さんとの時間は、心地よくあっという間でした。行動力があり、心のアンテナがポジティブな方へと向いているからこそ、生徒さんを楽しみながら前進する道へと導くことができるんだな…と、実感しました。
人生を楽しむコツについて尋ねると「好きなことをやる。行動する。続ける」とのこと。「もちろん色々と苦労もたくさんあるんですよ。でも、出さないように、考えないように意識しているんです」と優しい笑顔。ネガティブを溜め込まないことも大切ですが、表に出さないことで、ポジティブな方へ意識を向ける「強さ」を感じ、豊田さんを慕う生徒さんが多いことに納得しました。
「ああ、やはりミニチュアフード協会の講師って素敵な方が多いな…」と、エネルギーをたくさんいただいたインタビューの時間でした。
豊田恵美さんプロフィール
日本ミニチュアフード協会会員/認定講師
千葉県在住。2019年7月から協会のオンラインレッスンに参加し、20年5月に日本ミニチュアフード協会認定講師の資格を取得。同年10月から講師として活躍中。
日本ミニチュアフード協会会員/認定講師
千葉県在住。2019年7月から協会のオンラインレッスンに参加し、20年5月に日本ミニチュアフード協会認定講師の資格を取得。同年10月から講師として活躍中。
●活動の様子や新作を掲載しているインスタグラムはこちら
●ミニチュアフード展「A Little Bite of Japan 2025」の詳細
日時:2025年2月19日(水)~25日(火)
10:00~20:00(※最終日のみ17:00まで)
場所:横浜高島屋7階 暮らしステージ
10:00~20:00(※最終日のみ17:00まで)
場所:横浜高島屋7階 暮らしステージ
●インタビュー/tom
頑張る人が笑顔で生き生きと活躍できる社会を目指し、執筆やイラスト制作、デザインなどを行う。モットーは受け取った人の明日が今日より豊かになる情報発信。
※インタビューの内容の中に、現在の協会のシステムと異なる部分もありますが、
会員さんのお話の内容当時のものです。ご了承くださいませ。