インタビュー
2022.09.30
第16回 日本ミニチュアフード協会会員インタビュー【katamanonさん】 | 日本ミニチュアフード協会
日本ミニチュアフード協会会員さんへインタビュー 第十六回樹脂や粘土などでできたミニチュアフード。その作り方を学べる日本ミニチュアフード協会(以下協会)の会員さんをインタビューする本ページでは、素敵な個性を持った講師たちを深掘りし、読者の皆さまにお伝えしています。
第十六回目は、愛知県で唯一の協会認定講師・katamanon(カタマノン)さんです。ミニチュアフード以外にもラッピング協会認定講師、エッグアート協会講師会員など、さまざまな資格を持つ多彩な女性です。アーティストネームの由来は本名の片桐操からとった「kata」に、フランス人女性の名前に多い「manon」を組み合わせたもの。インスタグラムやホームページを拝見すると、ヨーロピアな雰囲気が愛らしいアーティストネームにぴったりな世界観が展開されています。
初めまして。今日はどうぞよろしくお願いします。
好奇心が旺盛でいろいろなことに挑戦したくなる性格みたいです(笑)
ミニチュアフードは、2017年に始めました。きっかけは2012年から作り始めた、卵の殻に絵付けや装飾を施す「エッグアート」。エッグアートの作品に小さな人形を入れたくて、ネットで検索していた時、野津先生のブログに辿り着いたんです。「何これ! とても可愛い。しかもこんな素敵な方が作っているなんて…。この方から学びたい!」と、一瞬で心惹かれ、大阪の教室に通うことにしました。
好奇心が旺盛でいろいろなことに挑戦したくなる性格みたいです(笑)
ミニチュアフードは、2017年に始めました。きっかけは2012年から作り始めた、卵の殻に絵付けや装飾を施す「エッグアート」。エッグアートの作品に小さな人形を入れたくて、ネットで検索していた時、野津先生のブログに辿り着いたんです。「何これ! とても可愛い。しかもこんな素敵な方が作っているなんて…。この方から学びたい!」と、一瞬で心惹かれ、大阪の教室に通うことにしました。
Q. 体験はなしで、すぐ踏み込まれたのですね! すごい行動力です。そして、大阪に通われていたのですね。名古屋からだと移動に時間がかかりそうです。
そうなんです。バスで片道3時間です。平日のクラスだったので、半休を取って通っていました。初回からワクワクしながらバスに乗ったことを覚えています。
そんなことないです。やはり他のアートと比較しても特に小さい分、勝手が異なっていて難しかったです。でも、楽しくて楽しくて(笑)。習ったことを、自宅で実践して作品を作っては、野津先生やクラスのみんなに見てもらいたくて教室へ持っていっていました。
Q. 月一回の定期的な小旅行みたいで楽しそう。認定レッスンのカリキュラムを終えた後は、すぐに講師を目指したのですか?
学びはじめた当初から講師の資格は取得したいと思っていました。1年間の認定レッスンを終えた後は、神戸で開催された趣味クラスを受講し、その後に大阪のクラスも受講しました。流石に名古屋から神戸まで学びに行くことを話すと周囲から驚かれました。1時間半のクラスのために、往復7時間かけての移動だったので(笑)。でも、神戸の街を散策できたし、とても楽しかったです。人生の楽しみが増え「ミニチュアフードと出合えてよかった」という気持ちでいっぱいです。
はい。名古屋で初となるミニチュアフード認定講師として、カルチャー教室のクラスを担当させていただくことになりました。実は、このタイミングで「自分が好きなことを仕事にしたい」と一念発起し、勤めていた会社を退職。自宅でも完全予約制の「お稽古サロン」をスタートし、ミニチュアフードはもちろんのこと、これまでに取得したさまざまな講師資格を生かしたプライベートレッスンを提供することにしました。
「これからの人生、後悔しないように生きていこう」という思いで決断しました。ご飯を食べるための「ライスワーク」ではなく、自身の人生を豊かにする「ライフワーク」を目指して踏み出しました。
自宅でのレッスンの集客は、自分で作ったホームページで行っています。レッスンはミニチュアフードを筆頭に、エッグアート、クレイデコレーション、ハーバリウム、ラッピング、キャンドル…。受講者さんに日時と受講したいレッスンを選んでいただくスタイルです。そして、人気は断トツでミニチュアフードです。開業して改めて「ミニチュアフードを学んでおいて良かった」と痛感しています。
自宅でのレッスンの集客は、自分で作ったホームページで行っています。レッスンはミニチュアフードを筆頭に、エッグアート、クレイデコレーション、ハーバリウム、ラッピング、キャンドル…。受講者さんに日時と受講したいレッスンを選んでいただくスタイルです。そして、人気は断トツでミニチュアフードです。開業して改めて「ミニチュアフードを学んでおいて良かった」と痛感しています。
エッグアート作品
Q. そんなにもたくさんの講師の資格を取得されていたのですね! さらには自分でホームページまで作ってしまうバイタリティーに驚きます。
「何事も出来るかできないかは、やってみないとわからない。ならば挑戦してみよう!」という精神でトライし続ける日々です。昔は自分の意見すらハッキリと言えない内向的な性格だったのですが、さまざまな出来事や出会いがあって、考え方や行動が変化しました。もちろん苦労もありますが、挑戦しながら可能性を広げる日々はとても楽しいです。
全然違います!個人的にミニチュアフードが特に大好きですし、自宅でのレッスン希望者も、大半の方が選ぶなど、人気っぷりがすごいです。魅力ポイントとしては、サイズ感ならではの可愛さ。小さいというだけで、誰から見ても無条件で可愛い(笑)! また、道具や材料も他のアートと比較して手に入りやすく、子供から大人まで誰でも気軽に始めやすい点も大きいと思います。
生徒さんの作品 すぐに定員となってしまう人気クラスのようです♪
10月からのカリキュラムではクリスマスに向けた作品を作ります
Q. 今後、講師や作家として挑戦してみたいことはありますか?
エッグアートをはじめ、私が持っているさまざまな技術とミニチュアフードを、コラボレーションした作品を作っていきたいです。そして、販売にも力を入れていきたいです。実は、もともと雑貨屋さんになるのが夢だったので♡
全ての習い事の発端は雑貨屋を開く夢から始まったんです。
2010年に会社勤めをしながら、自分が好きな雑貨を仕入れて販売する店をネット上でオープンしました。その時に「素敵にラッピングしてお届けしたい」と思い、最初の習い事となる「ラッピング」を学び、「ラッピング協会認定講師」を取得しました。その後、自分のショップで「他では扱っていない商品を販売したい」と考えるようになり、エッグアートを学んで資格を取得し…。こんな流れで次々とものづくりにのめり込んでいきました。
2010年に会社勤めをしながら、自分が好きな雑貨を仕入れて販売する店をネット上でオープンしました。その時に「素敵にラッピングしてお届けしたい」と思い、最初の習い事となる「ラッピング」を学び、「ラッピング協会認定講師」を取得しました。その後、自分のショップで「他では扱っていない商品を販売したい」と考えるようになり、エッグアートを学んで資格を取得し…。こんな流れで次々とものづくりにのめり込んでいきました。
Q. そうだったのですね。ネットショップで販売されているアイテムは全てご自身が作られたものかと勘違いしていました。マグカップなどもあったので、「陶芸もされるのかな…」と妄想を膨らませたり…。
違います(笑)。今は、なかなか販売用の作品を作る余裕がないため、ショッピングサイトでは仕入れたものを販売しています。
実は昨年、日本ミニチュアフード協会主催の販売イベントが名古屋の名鉄百貨店で1週間開催されました。私や名古屋で学んだ方たちの作品も出品させていただき、連日多くの方にお越しいただくほどの大盛況でした。イベントでは、名古屋代表として、取りまとめ役を担当させていただき、店頭に立って接客もしました。それが、とても楽しくて。お客さんが次々と訪れては「可愛い、可愛い!」と、満面の笑顔で作品を見たり、購入したりしてくださって…。百貨店での販売は、もちろん大変なことも多いのですが楽しさの方が勝り、販売する喜びを改めて認識しました。
実は昨年、日本ミニチュアフード協会主催の販売イベントが名古屋の名鉄百貨店で1週間開催されました。私や名古屋で学んだ方たちの作品も出品させていただき、連日多くの方にお越しいただくほどの大盛況でした。イベントでは、名古屋代表として、取りまとめ役を担当させていただき、店頭に立って接客もしました。それが、とても楽しくて。お客さんが次々と訪れては「可愛い、可愛い!」と、満面の笑顔で作品を見たり、購入したりしてくださって…。百貨店での販売は、もちろん大変なことも多いのですが楽しさの方が勝り、販売する喜びを改めて認識しました。
野津代表と搬入時に撮った1枚
Q. 名古屋のミニチュアフード界を、引っ張っておられますね!カッコいいです。10月は様々な新クラスもスタートしますね。
はい。芸術の秋にぴったりな素敵なクラスが多数始まります。
「名鉄カルチャースクール名駅」では、2日から認定クラスがスタートし、趣味クラスも開催予定です。単発のクラスも多数開催。日程は5日に「暮らしの学校 安城アンフォーレ校」「知立カルチャーセンター」、15日に「栄中日文化センター」、17日に「鳴海中日文化センター」と続きます。
「名鉄カルチャースクール名駅」では、2日から認定クラスがスタートし、趣味クラスも開催予定です。単発のクラスも多数開催。日程は5日に「暮らしの学校 安城アンフォーレ校」「知立カルチャーセンター」、15日に「栄中日文化センター」、17日に「鳴海中日文化センター」と続きます。
「細かい作業が苦手」と、始めることを諦めてしまう方もいらっしゃるのですが、「可愛いものが好き」という気持ちがあれば全然大丈夫! 上手に作る必要は全くなくて、ただただ、純粋に楽しんでもらえたら嬉しいです。私自身も生徒さんとの出会いをとても楽しみにしています。
興味を持って「極めたい」と感じたことに対して、とことん学び、ご自身の技術として習得するkatamanonさんの熱量!すごいですよね。圧倒されました。ご本人は「気付くと夢中になっちゃって(笑)」と楽しそうにお話しされていましたが、努力の賜物だと感じます。プライベートなことなので本文には書いてないのですが、今回のインタビューでは彼女の人生に関する深いお話も伺いました。誰しも生きていると、思いがけない辛い出来事に遭遇することがあります。そんな時、自身と向き合って乗り越えた人こそ、次のステップへ進んでいけるのかもしれません。katamanonさんは、自分が変わることで人生の道を切り開いた一人でした。きっと彼女からミニチュアフードを学ぶ方は、さまざまな面で得るものが多いと思います。
そして、そして、まだ言えないのですが、さらに新しい技術の習得にも励まれている様子!(笑)気になる方は是非、彼女のインスタグラムを定期的にチェックされてみてください(^^)♪
そして、そして、まだ言えないのですが、さらに新しい技術の習得にも励まれている様子!(笑)気になる方は是非、彼女のインスタグラムを定期的にチェックされてみてください(^^)♪
katamanonさんプロフィール
日本ミニチュアフード協会会員/認定講師愛知県出身、在住。2017年4月に協会のレッスンに参加し、日本ミニチュアフード協会認定講師の資格を取得。名古屋を中心に講師として活躍中。自宅でのプライベートレッスンも実施している。
日本ミニチュアフード協会会員/認定講師愛知県出身、在住。2017年4月に協会のレッスンに参加し、日本ミニチュアフード協会認定講師の資格を取得。名古屋を中心に講師として活躍中。自宅でのプライベートレッスンも実施している。
●活動の様子や新作を掲載しているインスタグラムはこちら
●お教室情報などを紹介しているkatamanonさんのホームページはこちら
インタビュー /末永朋子
頑張る人が笑顔で活躍でき、報われる社会を目指し、執筆やイラスト制作、デザインなどを行う。モットーは受け取った人の明日が今日より豊かになる情報発信。
※インタビューの内容の中に、現在の協会のシステムと異なる部分もありますが、
会員さんのお話の内容当時のものです。ご了承くださいませ。